2023年、今読んでおきたい注目の漫画作品。2,000冊以上漫画を所持している筆者が厳選して紹介。
この記事では、下記3つの種類に分けておすすめの漫画を紹介しています。
- 今読みたいおすすめ漫画
- マンガ賞受賞作品
- 映像化で話題の漫画
おすすめ漫画の選考基準は、下記の基準に沿っておすすめ漫画を掲載しています。
おすすめ漫画の選考基準
- 漫画賞の受賞歴
- アニメ化済み・アニメ化が発表されている作品
- アンケートの結果
- 筆者が本気でおすすめしたいと感じた作品
上記の基準から、連載中の作品だけでなく、完結後に再注目されている作品も掲載しています。
完結済みのおすすめ漫画については下記の記事で紹介しているので、そちらをご覧ください。
その他ジャンルのおすすめ漫画の紹介記事は下記にまとめてありますので、お好みのジャンルをクリックしてください。
バトル・アクション/ファンタジー/サスペンス/ヒューマンドラマ/学園・青春/コメディ/SF/ホラー/文化系/歴史/スポーツ/ビジネス
話題のおすすめ漫画作品
ここでは話題作の中から、独自アンケートと筆者の独断と偏見で選出したおすすめの漫画を紹介します。
『サンダー3』/池田 祐樹
原作者 | 池田祐輝 |
掲載誌 | 『月刊少年マガジン』(講談社) |
ジャンル | SF/ファンタジー |
巻数 | 第4巻 |
「2種類の作画が新しいSF作品」
コミック風の作画とGANTZのようなリアルな作画が入り混じる新しい作風のSF作品。
中学生の手塚 ぴょんたろうは、親友のお茶の水 ひろしと吾妻 つばめの3人は背が低いことから「スモール3」と呼ばれています。
ぴょんたろうの妹・ふたばは兄ぴょんたろうに懐いているかわいい女の子。ぴょんたろうは少しうっとおしく感じているもののとても大切にしています。
スモール3の3人は、担任の教師であるドクから借りたDVDを再生したところ、テレビが異世界と通じてしまい、ふたばが異世界へと入ってしまいます。異世界に入ったふたばを追いかけ、スモール3も異世界へと入っていくことに。
「マルチバース」と呼ばれる異世界では、地球が異星人に支配されたディストピアになっており、ふたばが異星人にさらわれたことを知った3人は、ふたばを救うために立ち向かっていきます。
『サンダー3』についてはこちらの記事で詳しく紹介しています。
『住みにごり』/たかたけし
原作者 | たかたけし |
掲載誌 | 『ビッグ スペリオール』 (小学館) |
ジャンル | ホームドラマ |
巻数 | 連載中 第4巻 |
「どこか不気味な家族の日常ストーリー」
西田 末吉は会社から長期休暇をもらい、会社を辞めて実家へ戻ろうかと悩みながらも、久々に実家へと帰省します。
実家には引きこもりで何を考えてるのかわからない兄、家事はするが酒癖の悪い父、寝たきりだけど笑顔の母、ときどき顔を出す明るい姉。少し癖はありつつも、あってもおかしくない家庭。
物語は、兄が通り魔事件を起こす夢から始まり、日常を描いているにも関わらずどこか気味の悪い雰囲気、不穏な空気が続いていく。
登場人物に対する印象が次々に変わっていく作品で、このページをめくると事件が起きるんじゃないか、このコマの意味はなんだろう?とソワソワさせられる展開に。
『住みにごり』の詳しいあらすじはこちら
『日本三國』/松木 いっか
「三つに分裂した、日本の再統一を目指す。」
令和末期から数十年後、人災や災害などによって文明が崩壊し、事実上滅亡した日本が舞台。明治初期程度まで文明が衰退した日本は、「大和」「武凰」「聖夷」の3つの国に分かれてしまいます。
主人公は、大和の愛媛郡に生まれた三角青輝。
大和政府は、帝・藤3世が国家元首の地位についているものの、裏では豪族・平家が実権を握っており、独裁状態が続いています。
知略で戦う青輝は、平家の独裁に対抗するため、また、分裂した三国の再統一を目指すストーリー。三国のぶつかり合いだけでなく、内政や個々のぶつかり合いも注目です。フィクションとリアルが上手く融合した内容で、この先の展開が気になる作品。
『日本三國』についてはこちらの記事で詳しく紹介しています。
『SAKAMOTO DAYS』/鈴木祐斗
原作者 | 鈴木祐斗 |
掲載誌 | 『週刊少年ジャンプ』(集英社) |
ジャンル | バトル・アクション/コメディ |
巻数 | 連載中 第14巻 |
「店主の正体は伝説の殺し屋」
ぽっちゃりとした男・坂本 太郎の正体は、同業者からも憧れられる元伝説の殺し屋。
結婚を機に殺し屋を引退した坂本は、小さな商店を営む普通の男になっていた。
組織から抜けたことで懸賞金をかけられ、数々の殺し屋から命を狙われることになるが、妻との約束を守り絶対に相手を殺さない。
ふくよかな体型になりつつも、その腕は超一流。家族を守りながら戦うアクションコメディ作品。
『SAKAMOTO DAYS』の詳しいあらすじはこちら
『ダーウィン事変』/うめざわしゅん
原作者 | うめざわしゅん |
掲載誌 | 『月刊アフタヌーン』(講談社) |
ジャンル | ヒューマンドラマ |
巻数 | 連載中 第5巻 |
「全ての生き物、僕にとってはただのONE」
人間とチンパンジーのハーフとして生まれた「ヒューマンジー」の少年チャーリーが主人公。彼は人間と同じ知能をもち、チンパンジーよりも高い身体能力を持っています。
「ALA(動物解放同盟)」によって保護されたチンパンジーから生まれたチャーリーは、人間の両親によって育てられ高校へ進学。高校ではルーシーという友人と出会い、少しずつ学校を楽しめるようになっていきます。
ALAがテロ事件を起こし始めると、チャーリーを仲間に引き入れようと企むのでした。
動物の生存権やテロ行為、人間への特別視など、実際の社会問題をもとに作られた作品です。
『ダーウィン事変』についてはこちらの記事で詳しく紹介しています。
『バーサス』/(原作)ONE (作画)あずま京太郎 (構成)bose
『バーサス』の内容|ワンパンマンのONE先生が描く、全く新しい異世界物語
人類の天敵である魔族との戦いが数百年以上も続き虐げられてきた。
大魔王の率いる47体の魔王を殲滅すべく、人類の精鋭である47人の勇者たちが集められた。彼らは人類最後の望みであり、暗黒の数百年を打開する希望。
これから始まる大きな戦いに向けて各々が旅立っていくが、魔族は人類の天敵。誰1人としてまともな戦いにもならずに敗れ去り、希望が尽きてしまう。
主人公の勇者・ハロゥもまた魔王に敗れ、一命を取り留めるも戦闘不能の状態に。そこに、兄である魔法使いのゼイビィが現れ、物語は大きく動き出すことに。
『バーサス』についてはこちらの記事で詳しく紹介しています。
マンガ賞の受賞作品
ここでは「このマンガがすごい!2023」「マンガ大賞2023」「次にくるマンガ大賞2023」受賞作品の中から、おすすめの漫画を紹介していきます。
『黄泉のツガイ』/荒川 弘
原作者 | 荒川 弘 |
掲載誌 | 『月刊少年ガンガン』 スクウェア・エニックス |
ジャンル | バトル・アクション/ファンタジー |
巻数 | 連載中 第5巻 |
「次にくるマンガ大賞 2023」コミックス部門第2位を受賞。
『黄泉のツガイ』の内容|ハガレンの荒川弘が描く新作ファンタジー
山奥の小さな村で暮らすユルは、弓で野鳥を狩りながら静かに暮らしていた。
ユルには双子の妹アサがいるのだが、「おつとめ」を果たしているというアサは村の牢の中でひっそりと暮らしている。まるで囚われているかのように。
ある日、何者かに村が襲われる。そこには見たこともない「ツガイ」と呼ばれる化け物が存在していた。
小さく静かな村に隠された謎と、ユルとアサの背負う運命を描いたファンタジー作品。
『黄泉のツガイ』についてはこちらの記事で詳しく紹介しています。
『一ノ瀬家の大罪』/タイザン5
原作者 | タイザン5 |
掲載誌 | 『週刊少年ジャンプ』(集英社) |
ジャンル | ホームドラマ |
巻数 | 連載中 第4巻 |
「次にくるマンガ大賞 2023」コミックス部門第2位を受賞。
『一ノ瀬家の大罪』の内容|記憶喪失になった家族に隠された秘密
一ノ瀬 翼は、病院で目を覚ましますが交通事故の影響で記憶喪失になっています。それどころか家族全員が記憶喪失という状況に…
一ノ瀬家は、翼・父・母・妹・祖父・祖母の6人家族ですが、一家で事故に遭ったために全員がなにも覚えていません。家族全員で助け合い記憶を取り戻していこうと団結します。
退院後に自宅へ戻った一ノ瀬家は、知らない方が幸せだったのかもしれないことを知っていきます。
ゴミにまみれたリビングや、それぞれ鍵のついた個室など、家族がひとりひとり訳アリな様子が見えてきます。
『一ノ瀬家の大罪』についてはこちらの記事で詳しく紹介しています。
『幼稚園WARS』/千葉 侑生
原作者 | 千葉 侑生 |
掲載誌 | 『少年ジャンプ+』(集英社) |
ジャンル | アクション/コメディ |
巻数 | 連載中 第6巻 |
「次にくるマンガ大賞 2023」WEBマンガ部門第3位を受賞。
『幼稚園WARS』の内容|殺し屋と戦いながらイケメンを探す幼稚園の先生
要人や大金持ちの子どもが通う世界一安全な「ブラック幼稚園」 では、子供たちの命を狙う殺し屋と幼稚園教諭が日々戦っている。
主人公のリタ先生は彼氏募集中にも関わらず出会いが全く無く、襲いかかる殺し屋の中からイケメンを探していた。
そんなリタ先生は元伝説の殺し屋で犯罪者。幼稚園教諭として子供たちを守っていれば、いつか自由になれるという契約のもとで働く。
そんな日常をコメディタッチで描きながらも、次第に幼稚園に隠された謎や、リタ本人の真相が明らかになっていく。
『幼稚園WARS』についてはこちらの記事で詳しく紹介しています。
『龍とカメレオン』/石山 諒
原作者 | 石山 諒 |
掲載誌 | 『月刊ガンガンJOKER』 (スクウェア・エニックス) |
ジャンル | 漫画家 |
巻数 | 連載中 第2巻 |
「次にくるマンガ大賞 2023」U-NEXT賞を受賞した注目作品。
『龍とカメレオン』の内容|天才漫画家とコピー漫画家の身体が入れ替わる?!
この漫画は2人の漫画家の身体が入れ替わってしまう物語。
1人目の漫画家は、累計発行部数1億5千万部超えの天才漫画家・花神 臥龍は、現実世界で言うところの尾田 栄一郎先生のような存在。
そして、もう1人の漫画家は、他の漫画家の絵柄の完全コピーすることができる新人漫画家・深山 忍。そんな深山に付けられたアダ名は「カメレオン」であった。
臥龍は人気漫画『ドラゴン・ランド』を連載している最中、事故にあってしまい、カメレオンこと深山 忍と身体が入れ替わってしまう。
新人漫画家としてのリスタートを余儀なくされた花神 臥龍は、自身の作品である「ドラゴン・ランド」に立ち向かっていく物語。
臥龍の地位を手に入れた深山 忍に勝つことができるのか、見どころと期待の詰まった注目作品。
『これ描いて死ね』/とよ田 みのる
原作者 | とよ田みのる |
出版社 | 小学館 |
掲載誌 | 『ゲッサン』 |
ジャンル | 青春/漫画 |
巻数 | 連載中 第4巻 |
「マンガ大賞2023」で1位に輝いた作品。まさに漫画好きのための漫画。
その他受賞歴
- 「次にくるマンガ大賞2022」コミックス部門第16位
- 「このマンガがすごい!2023」オトコ編第6位
「漫画好きの漫画好きによる漫画好きのための漫画」
高校1年生の女の子・安海 相は、自身が漫画に救われた経験からか漫画を読むのが好きでたまらない。
漫画家・☆野0のデビュー作『ロボ太とポコ太』を愛読書としており、☆野0が10年ぶりに、東京のコミティアという同人誌即売会に現れると聞きつけて会場へと向かう。
相は、ここで同人誌の存在を知り、漫画は読むだけでなく描くこともできるんだと気がつき、自分で漫画研究会を立ち上げることになる。
漫研では原作担当の安海 相のほかに、作画担当の藤森 心や編集担当の赤福 幸がおり、3人で漫画制作を手がけていく。
『これ描いて死ね』についてはこちらの記事で詳しく紹介しています。
『あかね噺』/ (原作)末永 裕樹 (作画)馬上 鷹将
原作・原案 | 末永裕樹 |
作画 | 馬上鷹将 |
掲載誌 | 『週間少年ジャンプ』(集英社) |
ジャンル | 落語/文化系スポ根 |
巻数 | 第8巻 |
「マンガ大賞2023」で1位の『これ描いて死ね』にわずかな票数で及ばなかったものの、第2位に輝いた作品。
その他受賞歴
- 「次にくるマンガ大賞2022」コミックス部門第3位
- 「全国書店員が選んだおすすめコミック2023」第3位
- 「このマンガがすごい!2023」オトコ編第4位
「女子高校生が落語家の頂点、真打を目指す」
この作品の主人公は、17歳の女子高生・桜咲朱音。落語家である父・徹(阿良川志ん太)が、真打昇格試験で破門にされたことをきっかけに、落語家の最高位・真打を目指すストーリー。
父の落語を見て育った朱音は、自分が真打になることで父の落語を認めさせようとします。
物語の構成やテンポが良く、何より落語を知らなくても楽しめるところがこの作品の凄いところ。朱音の成長と噺家の世界の描写がわかりやすく、漫画の世界に引き込まれてしまいます。
単なる女子高生の復讐劇ではなく、朱音が周囲の人々に助けられながらも成長していく様子や、伝統芸能の世界ならではの軋轢など、読みごたえのある作品。
『あかね噺』についてはこちらの記事で詳しく紹介しています。
『光が死んだ夏』/モクモクれん
原作者 | モクモクれん |
掲載誌 | 『ヤングエースUP』(KADOKAWA) |
ジャンル | 青春/ホラー |
巻数 | 連載中 第3巻 |
受賞歴
- 『このマンガがすごい!2023』オトコ編第1位
「光じゃないナニカ…ニセモンでもそばにいてほしい…」
山深い集落に住む佳紀(よしき)と光(ひかる)。
炎天下の中、小さな商店の前でアイスを食べる2人の何気ないシーンから始まります。普通の高校生の友人同士に見える彼らですが、このとき、光は光ではなくなっています…。
見た目も記憶も、光そっくりの「ナニカ」
光がいなくなってしまうくらいなら、光の代わりに現れたナニカを受け入れる方がいいとさえ思う佳紀とナニカの関係を描いたストーリー。
日常の様子に入り込む違和感やホラー要素が新しい、SNSでもバズった注目の作品です。
『光が死んだ夏』についてはこちらの記事で詳しく紹介しています。
『海が走るエンドロール』/たらちねジョン
原作 | たらちねジョン |
掲載誌 | 『ミステリーボニータ』(秋田書店) |
ジャンル | ヒューマンドラマ |
巻数 | 第5巻 |
2022年7月時点で、単行本の累計部数が50万部
受賞歴
- 「このマンガがすごい!2022」オンナ編の第1位
- 「出版社コミック担当が選んだおすすめコミック 2022」第4位
- 「このマンガがすごい!2023」オンナ編第6位
受賞歴をもっと見る
- 「THE BEST MANGA 2022 このマンガを読め!」第9位
- 「第12回ananマンガ大賞」準大賞
- 「ebookjapanマンガ大賞2022」第3位
- 第8回「あゆみCOMIC大賞」入賞
- 「マンガ大賞2022」第9位
「65歳。これから映画を撮ります。」
主人公・茅野うみ子は夫と死別したばかり。
数十年ぶりに映画館に足を運ぶことになったうみ子は、夫と映画館に来たときに「貴方は映画が好きなのではなく、映画を観てる人が好きなんですね」と言われたことを思い出します。
映画館で偶然出会った、映像専攻の美大生・海からも同じことを言われるのです。
「映画作りたい側なんじゃないの?」
このときの海の一言がきっかけとなり、65歳にして新たに映画制作の道へと進むこととなります。
『さよなら絵梨』/藤本 タツキ
原作者 | 藤本タツキ |
掲載誌 | 『週刊少年ジャンプ』『少年ジャンプ+』(集英社) |
ジャンル | 映画/ヒューマンドラマ |
巻数 | 全1巻 |
200ページの長編読み切り作品
受賞歴
- 「このマンガがすごい!2023」オトコ編で第2位
- 「マンガ大賞2023」第7位
「映画制作を通じて出会った2人の向かう先は」
主人公の伊藤 優太は、病で先の長くない母から「自分が死ぬまで動画で撮影し続けてほしい」と頼まれます。
母の願い通り、スマートフォンで母を撮影し続けますが、「死ぬ瞬間まで撮影してほしい」という母の願いを叶えることだけはできず、病院から逃げ出したのです。逃げ出した直後、病院は爆発してしまいます。
ここまでの物語は、優太が実際に撮影した母の動画をもとに製作した映画です。
映画を見た生徒や先生の反応は否定的なものでした。その反応を見た優太は、自殺をしようと母が死んだ病院の屋上へと向かいます。そこで出会ったのが絵梨。絵梨だけは優太の作った映画が面白かったと告げます。
今度こそ全員を泣かせようと絵梨に言われ、2人は廃墟で映画を研究しながら映画製作を始めていくのですが…。
『タコピーの原罪』/タイザン5
原作者 | タイザン5 |
掲載誌 | 『少年ジャンプ+』(集英社) |
ジャンル | SF/ヒューマンドラマ |
巻数 | 全2巻 |
最終話が『少年ジャンプ+』史上初となる300万閲覧を達成
受賞歴
- 「このマンガがすごい!2023」オトコ編第3位
- 第51回日本漫画家協会賞まんが王国とっとり賞受賞
- 「第6回みんなが選ぶTSUTAYAコミック大賞」5位
- 「マンガ大賞2023」ノミネート
- 第27回手塚治虫文化賞マンガ大賞最終候補にノミネート
- 「マンガ大賞2023」第10位
「他人を幸せにしたい異星人・タコピーの物語」
地球人の気持ちは理解できないものの、誰かを幸せにしたいと願う異星人のタコピー。
タコピーがおなかをすかせていたところ、久世しずかに助けられます。優しくしてくれたしずかに恩返しをしようとしますが、しずかはその数日後に自殺してしまうのです。
タコピーは、しずかがなぜ自ら命を絶ったのかを知るために、ハッピーカメラを使って彼女が生きているときまでタイムリープします。そこでしずかが学校でいじめに遭っていたことを知り、どうにか解決しようと何度も何度も繰り返しときをさかのぼりますがうまくいきません…。
タコピーはしずかを幸せにすることができるのか、タコピーに待ち受けている真実とは…。
映像化で話題の作品
ここでは2023年にアニメ化やドラマ化で話題の漫画を紹介。
放送日時が未定のアニメ化発表作品も併せて紹介します。
『葬送のフリーレン』/山田鐘人(原作) アベツカサ(作画)
2023年秋からアニメ化さる注目漫画。勇者が魔王を倒した先の物語。
2023年秋アニメの中で最注目作品。第1話が金曜ロードショーで2時間スペシャル。
「勇者が魔王を倒し、平和になった世の中で知るもの」
物語の舞台は、勇者が仲間と共に「魔王を倒した後の世界」
1000年以上生きられるエルフ族の魔法使い・フリーレンは、新たな仲間と共に冒険の旅へと出かけます。
勇者ヒンメルとの旅の中で聞いた言葉や、人の気持ちは、人間よりも長く生きられるエルフのフリーレンには理解できなかった。2度目の冒険の中で「人間の心」を知る、後日譚ファンタジー。
『フェルマーの料理』/小林 有吾
原作者 | 小林有吾 |
掲載誌・サイト | 『月刊少年マガジン』 (講談社) |
ジャンル | グルメ |
巻数 | 連載中 第4巻 |
人気サッカー漫画『アオアシ』を連載中の小林 有吾先生が描く料理漫画。
2023年10月から金曜22時の枠でテレビドラマ化の注目作品。
『フェルマーの料理』の内容|全てのレシピは数式で導き出せる
数学者にはなれないと悟った高校生の北田 岳は、学食でアルバイトをしながら何気ない日々を過ごしていた。
数学の知識や感性を持つ岳は、料理を作るときにも数学的思考を用いる癖があり、レシピはもちろんのこと、フォークの温度にまで気を配る様子が描かれる。
そんな中、バイト先で天才シェフ・朝倉 海に料理の才能を認められ、数学者を目指していた岳の人生は料理人へとシフトしていくこととなる。
朝倉 海がオーナーシェフを務める都内の一ツ星レストラン「K」には世界中から天才たちが集まっているが、岳もまたKの一員となるべく奮闘していく。
『シャングリラ・フロンティア〜クソゲーハンター、神ゲーに挑まんとす〜』/硬梨菜(原作) 不二 涼介
作者 | 硬梨菜(原作)/不二 涼介(漫画) |
掲載誌・サイト | 『週刊少年マガジン』(講談社) |
ジャンル | SF/ゲーム |
巻数 | 連載中 第15巻 |
2023年秋アニメで注目の漫画。
『シャングリラ・フロンティア〜クソゲーハンター、神ゲーに挑まんとす〜』の内容|VRゲームを題材にしたSFファンタジー
プレイヤーがゲームの世界に入り込むフルダイブ型のVRゲームが一般的になった時代に、バグや仕様の甘さから難易度が高くなっているクソゲーばかりをプレイする主人公の陽務 楽郎(ひづとめ らくろう)
そんな中、行きつけのゲームショップで勧められたことをキッカケに、神ゲーとも評される人気のVRゲーム『シャングリラ・フロンティア』をプレイすることになる。
陽務 楽郎はプレイヤー名をサンラクとし、クソゲーで鍛え上げられたプレイヤースキルを駆使して神ゲーを攻略していく。
原作は「小説家になろう」で連載しているものの、原作小説も完結していないため、どこまでコミカライズされるのか楽しみな作品。
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本編と関わらない部分ですらもおもしろく読めるストーリー構成や展開が際立つ作品。敵キャラクターのウェザエモンと戦うシーンでは長く濃厚に描き込んであったが最後まで飽きずに読めたし、次々と持ち上がる題材もおもしろい。主人公サンラクの緩い感じと、きらりとした感じが織りなすメリハリのあるストーリーがとても楽しいです。
『アンダーニンジャ』/花沢健吾
2023年秋のアニメ化の注目漫画。もしも現代に本当に忍者がいたのならという姿を描いたアクションサスペンス作品。
原作者 | 花沢健吾 |
掲載誌 | 『週刊ヤングマガジン』(講談社) |
ジャンル | アクション/サスペンス |
巻数 | 連載中 第11巻 |
「花沢健吾が描く現代に生きる忍者の姿」
太平洋戦争が終結したのち、忍者組織はGHQによって解体されたかに思えた。実際にはあらゆる組織に潜伏しており、現在でも約20万人の忍者が存在している。
末端の忍者(下忍)は職にあぶれ、暇を持て余している者も多い。
主人公である雲隠 九郎もニート同然の生活を送っていたが、とある高校への潜入任務の命令が下される。
九郎に立ちはだかるさまざまな問題と新たな任務を淡々とこなしていく中、与えられた任務の重要性と緊急性が見え隠れしていく。
『トリリオンゲーム』/原作・稲垣 理一郎 作画・池上 遼一
2023年7月に目黒蓮さんと佐野優斗さん主演でドラマ化された作品。ドラマ化の後にアニメ化。
原作 | 稲垣 理一郎 |
作画 | 池上 遼一 |
掲載誌 | 『ビッグコミック スペリオール』(小学館) |
ジャンル | ビジネス |
巻数 | 連載中 第7巻 |
1兆ドルを稼ぐ2人の青年の物語
コミュ力抜群で頭の切れる天王寺 陽(ハル)と、厳重なセキュリティを潜り抜けられるほどのパソコンスキルを持つ平 学(ガク)の2人が主人公。
世界長者番付で日本人のハルとガクの2人が、21世紀初のTOP10入りを果たします。中学生の頃に出会った2人がいかにしてトリリオンダラー(1兆ドル)を稼いでいくのかを回想していく作品。
型にとらわれない思考とコミュニケーション能力で戦略を担当するハル、ハイレベルなIT関連の知識と技術担当のガクがそれぞれの特性を活かしてトリリオンゲームをクリアしていくビジネス系漫画。
『トリリオンゲーム』についてはこちらの記事で詳しく紹介しています。
『【推しの子】』/原作・赤坂 アカ 作画・横槍 メンゴ
2023年4月からの春アニメで話題沸騰となった作品。書店からマンガが消えるほどの注目度!
「少年ジャンプ+」で無料で読めるのも嬉しいところ。
原作・原案 | 赤坂アカ先生 |
作画 | 横槍メンゴ先生 |
掲載誌・サイト | 『週間ヤングジャンプ』『少年ジャンプ+』(集英社) |
ジャンル | 転生/サスペンス/恋愛 |
巻数 | 連載中 第12巻 |
2023年1月時点で累計400万部を突破。
受賞歴
- 2021年「第5回 みんなが選ぶTSUTAYAコミック大賞」で3位
- 2021年「次に来るマンガ大賞 2021」コミックス部門1位
「転生×サスペンス×恋愛」の予想外なストーリー
アイドル推しの話かと思いきや、サスペンスストーリーに突入。
主人公は田舎の産婦人科医ゴロー。ゴローの推しアイドルは「アイドルグループB小町」の絶対的エースのアイ。
ゴローの元にアイが双子を妊娠した状態で現れ、アイの担当医となったゴローは出産に立ち会うこととなります。しかし、出産直前にアイのストーカーの手によって、ゴローは命を落とすことに…。
ゴローが再び目を覚ますと、アイの子供、星野愛久愛海(通称:アクア)として生まれ変わっていて、第2の人生を歩むこととなります。
犯人であるアイのストーカーや黒幕の存在を追いかけて芸能界に入っていくアクアの復讐サスペンス物語。
『【推しの子】』の詳しいあらすじはこちら
『地獄楽』/賀来 ゆうじ
連載は終了したものの、2023年の4月にアニメ化されて再注目されました。
「少年ジャンプ+」で無料で読める作品です。
受賞歴
- 次にくるマンガ大賞2018ウェブマンガ部門・11位
- 第2回マンガ新聞大賞ノミネート・3位
- 第14回全国書店員が選んだおすすめコミック4位
「愛する妻と、再会するために危険な島へ…」
江戸時代末期、元・石隠れ最強の忍であった画眉丸(がびまる)は、抜け忍として囚われ死罪人となっていました。
そんな中、「極楽浄土と噂される島から不老不死の仙薬を持ち帰れば無罪放免となり、二度と追われなくなる」ことを打ち首執行人・山田浅ェ門佐切(やまだあさえもん さぎり)から告げられます。
画眉丸は愛する妻との再会を果たすため、他の死罪人たちや、山田浅ェ門佐切とともに仙薬を探しに島へと向かいますが、待ち受けていたのは人面の虫や化物がうろつく異形の島。
最強の忍・画眉丸はこの不思議な島から不老不死の仙薬を持ち帰り、妻との再会を果たせるのか…。
『地獄楽』についてはこちらの記事で詳しく紹介しています。
『マイホームヒーロー』/山川 直輝
2017年から連載が開始され、2023年4月にようやくアニメ化、10月にドラマ化された作品。
原作 | 山川直輝 |
作画 | 朝基まさし |
掲載誌 | 『週刊少年マガジン』(講談社) |
ジャンル | クライム/サスペンス |
巻数 | 連載中 第22巻 |
2023年2月時点で全シリーズ累計部数2100万部を突破
受賞歴
- 『アニメ化してほしいマンガランキング』で2019年から3年連続トップ10入り
- 『次にくるマンガ大賞2019』コミックス部門第1位
- 『BOOK☆WALKER大賞2020』準大賞
「平凡なサラリーマンが、家族のために半グレとの心理戦に挑む。」
主人公・鳥栖哲雄はごくごく平凡なサラリーマン。推理小説が趣味で、50本もの小説を書いてネットで公開しているほど。妻と娘の零花の3人家族で、平凡ながらも幸せに暮らしていました。
ところが、一人暮らしを始めた零花の顔に殴られたような痕を見つけたことから、半グレたちとの戦いが始まります。
普通のサラリーマンが、推理小説の執筆から学んだトリックを駆使して、半グレたちから家族を守るところが最高にカッコイイ。敵との頭脳戦や共闘、敵同士の闘いなど、ヒーロー漫画のような展開が、現実世界を舞台にリアルな絵で描かれています。
2023年4月からアニメ化され、ドラマ化も決定したマイホームヒーローは、誰にでも起こりうるような話でもあり、ページをめくる手が止まらないおすすめの作品です。
『マイホームヒーロー』についてはこちらの記事で詳しく紹介しています。
『BLUE GIANT』/石塚 真一
連載が終了してから7年が経過した2023年2月に劇場版アニメ映画が公開され、何度も観たい映画と言われるほどの完成度。漫画からも音の響きが感じられる表現力が素晴らしい作品なので、原作漫画もぜひ読んでほしい。
第3作目となる続編の『BLUE GIANT EXPLORER』が連載中。
原作者 | 石塚真一 |
掲載誌 | 『ビッグコミック』(小学館) |
ジャンル | 音楽/ヒューマンドラマ |
巻数 | 完結済み 全10巻(続編あり) |
2022年6月時点でシリーズ累計発行部数は840万部
2023年2月に劇場版アニメ映画が公開
受賞歴
- マンガ大賞2016で第3位
- 2017年第62回「小学館漫画賞」(一般向け部門)
- 第20回文化庁メディア芸術祭マンガ部門大賞受賞
「世界一のジャズプレイヤーになる!!」
仙台市に住む宮本大は、中学3年生で初めて見たジャズの演奏に心を奪われ、ジャズプレイヤーを目指します。
毎日欠かさずサックスを吹き続けるものの、独学ではなかなか上達しません。技術はまだまだ、周りの音に合わせることも上手くない、音符も読めない。プレイヤーとしては未熟な大ですが、人の心に響く音が出せる才能を持っていました。
師匠と出会い、家族や友人に支えられながら、大は確実に世界一のジャズプレイヤーへと近づいていきます。ストーリーはもちろん、音の響きが伝わってくるような画力も魅力的な作品です。
- 『BLUE GIANT SUPREME』全11巻
- 『BLUE GIANT EXPLORER』既刊8巻(2023年2月10日現在)
『BLUE GIANT』についてはこちらの記事で詳しく紹介しています。
『怪獣8号』/松本 直也
作者 | 松本 直也 |
掲載サイト | 『少年ジャンプ+』(集英社) |
ジャンル | SF/バトル |
巻数 | 連載中 第10巻 |
『怪獣8号』の内容|怪獣を討伐する防衛隊員を目指すはずが、まさかの自分が怪獣化
物語の舞台は、怪獣が日常的に襲いかかる日本。
かつて、怪獣を討伐する防衛隊員を目指していた日比野 カフカは、その夢を叶えられぬまま、怪獣討伐後の街を清掃する作業員として働いていた。
とあるキッカケで再度、防衛隊員を志すこととなったカフカだったが、ある生物と対峙した際に身体が怪獣化してしまう。それにより、カフカは防衛隊から「怪獣8号」と呼ばれる存在となる。
アニメ化の発表がされている『怪獣8号』は、ストーリー構成や展開のテンポ、作画の綺麗さや、シンプルながらも迫力のある戦闘シーンなど「少年ジャンプ+」の看板漫画にふさわしい魅力的な作品。
『チ。-地球の運動について-』/魚豊
放送開始日は未定ですが、2022年6月27日にTVアニメ化の発表がされています。
原作・原案 | 魚豊 |
掲載誌 | 『ビッグコミックスピリッツ』(小学館) |
ジャンル | ヒューマンドラマ |
巻数 | 完結済み 全8巻 |
2022年6月時点で、単行本の累計発行部数は250万部
受賞歴
- 2021年「マンガ大賞」第14回第2位
- 「次にくるマンガ大賞2021」コミックス部門第10位
- 『このマンガがすごい!2022』オトコ編第2位など
受賞歴をもっと見る
- 第1回『このマンガがすごい! 芸人楽屋編』第6位
- 『THE BEST MANGA 2022 このマンガを読め!』第6位
- 「漫道コバヤシ漫画大賞2021」グランプリ獲得
- 「全国書店員が選んだおすすめコミック2022」第5位
- 「マンガ大賞」第15回(2022年)第5位
- 第46回「講談社漫画賞」総合部門の最終候補に選出
- 第26回手塚治虫文化賞のマンガ大賞
「命をかけて想いを託す地動説の研究」
物語の舞台は15世紀前半のヨーロッパにある「P王国」
P王国では、「C教」という宗教の考えがこの世の真理とされていました。C教の教えに反する考えは異端とされ、厳しい拷問や処刑などの裁きを受けることとなります。
物語の中心となる「地動説」は、天動説が正しいとされているC教の教義に反するため、研究するだけでも異端とされ、厳しく取り締まられます。
孤児として生まれたラファウは、天文が好きな少年。
大学へ行ける者が一握りだったこの時代、ラファウはわずか12歳で大学へ入学することとなる神童です。大学では神学を専攻する予定でしたが、地動説の研究者フベルトに出会い、地動説の美しさに魅了されていきます。
大学で天文を専攻すると決意したラファウは、異端と知りながらも「地動説」を研究するのでした。
『チ。-地球の運動について-』についてはこちらの記事で詳しく紹介しています。
『デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション』/浅野いにお
2022年2月に原作漫画が完結し、2022年3月23日にアニメ化の発表がされました。
2024年に前後編に分けて劇場版アニメの上映が決定。
原作者 | 浅野いにお |
掲載誌 | 『ビッグコミックスピリッツ』(小学館) |
ジャンル | 青春/SF |
巻数 | 完結済み 全12巻 |
「日常に馴染みきった非日常を描くSF作品」
東京の上空に宇宙船が浮かび「侵略者」と呼ばれる生物と戦っている世界。
「8.31」と呼ばれ、大きな被害をもたらした最初の侵略から3年が過ぎ、非日常であるはずの宇宙船の存在が日常になっている。
「侵略者」はとても弱く、地球人が一方的に虐殺している状態。そうした現状からか、これから起こるかもしれない恐怖が薄まり、脅威が目の前にあっても無関心に近い中で生きる人々を描く。
主人公の小山 門出と、その親友の中川 凰蘭は混沌とした中で普通の高校生活を送り、この世界の理不尽に巻き込まれていく。
違和感が感じられる内容や、現実世界にも起こり得る思想など、さまざまな仕掛けが随所に散りばめられた作品。
『デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション』についてはこちらの記事で詳しく紹介しています。
注目のおすすめ人気漫画|まとめ
この記事では、アニメ化や映画化など、漫画以外のメディア展開をしている人気の漫画を多く掲載しました。
2023年現在で読んでもらいたい作品を紹介しているのでぜひぜひ読んでみてくださいね。
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