全10巻以内で完結する漫画作品には名作の神漫画が多いことをご存知ですか?
この記事では全10巻以内で完結するおすすめの漫画を紹介していきます。
なお、この記事は定期的に追記や変更をおこないますので、ブックマークを推奨しております。
下記のジャンルについては、別の記事でまとめて紹介しています。
その他ジャンルのおすすめ漫画は下記にまとめてありますので、お好みのジャンルをクリックしてください。
バトル・アクション/ファンタジー/サスペンス/ヒューマンドラマ/学園・青春/コメディ/SF/ホラー/文化系/歴史/スポーツ/ビジネス
全10巻で完結したおすすめ漫画
- 『大東京トイボックス』
- 『テセウスの船』
- 『BLUE GIANT』
『大東京トイボックス』/うめ(全10巻)
2012年マンガ大賞で2位を獲得しており、2014年にはテレビドラマ化もされた漫画。
前作『東京トイボックス』の続編ではあるが、前作を知らなくとも楽しめる内容となっている。
ゲーム制作を通じて情熱や友情のあり方を感じられる物語で、何かに全力でこだわることのかっこよさに溢れた作品。
『大東京トイボックス』の内容|ゲーム制作を通して描かれる主人公の情熱
「ただただ面白いゲームを作りたい」その想いでゲーム制作に取り組むが、資本力や権力によってうまく進められない現実が描かれる。
かつて人気ゲームシリーズを開発していた天川 太陽は、大手ゲームメーカー「ソリダスワークス」を退職後、仲間と共にゲーム制作会社「スタジオG3」を立ち上げる。
スタジオG3は、同じくゲーム制作会社である電算花組と共同で開発する新作ゲーム「デスパレートハイスクール」の制作する。
ゲームの制作模様や、外部からの圧力に対抗していく様が絶妙にリアルで、思わずストーリーに入り込んでしまう。
仕事に対する信念や、仲間たちとの友情が熱すぎる上に、サスペンス要素まで盛り込まれた本作は必見。
この作品を読んだ後には「仕様を一部変更する!」と言いたくなるかも?!
『テセウスの船』/東元 俊哉(全10巻)
原作者 | 東元俊哉 |
掲載誌 | 『モーニング』 (講談社) |
ジャンル | SF・ミステリー |
巻数 | 全10巻 |
2020年1月19日から同年3月22日にはTBS系「日曜劇場」でテレビドラマ化もされた作品。
『テセウスの船』の内容|死刑囚の父は冤罪なのか?事件の真相を解明するタイムスリップ
田村 心の父・佐野 文吾は28年前に起こった無差別毒殺事件の犯人として逮捕され、死刑囚として収監されている。佐野は一貫して容疑を否認し続けたが、心たち残された家族は「殺人犯の家族」として細々と暮らす他なかった。
心は、妻や娘まで犯罪者の身内にしたくないとの思いから、冤罪の可能性を探すために事件が起きた旧音臼村を訪れる。すると奇妙な霧に包まれ、気がつくと28年前にタイムスリップしており、事件が起こる半年前であることがわかった。
ここから事件当時の父・佐野と出会い、事件の真相を追い求めていく。
『BLUE GIANT』/石塚 真一(全10巻)
原作者 | 石塚 真一 |
掲載誌 | 『ビッグコミック』 (小学館) |
ジャンル | ヒューマンドラマ |
巻数 | 全10巻 |
2023年2月17日、アニメ映画『BLUE GIANT』が公開。
- 『BLUE GIANT SUPREME』全11巻
- 『BLUE GIANT EXPLORER』既刊8巻(2023年2月10日現在)
受賞歴を見る(クリックで開きます)
- マンガ大賞2016で第3位
- 第62回「小学館漫画賞」(一般向け部門)
- 第20回文化庁メディア芸術祭マンガ部門大賞
『BLUE GIANT』の内容|世界一のジャズプレイヤーを目指す物語
初めて見たジャズの演奏に心を揺さぶられた宮本 大は、「世界一のジャズプレイヤー」を志すこととなる。
雨の日も雪の日も、毎日欠かさずにサックスを吹き続けるものの、独学ではなかなか壁を破れずにいた。
技術はまだまだ足りず、周りの音に合わせる経験もない。音符すらも読めない大はプレイヤーとしては未熟だが、一つ大きな才能を秘めていた。それは「人の心に響く音が出せる」こと。
師匠との出会いや、家族や友人に支えによって、世界一のジャズプレイヤーへと近づいていく物語。
音の響きが見える音楽漫画と言えば『BLUE GIANT』と言ってもいいほどの作品。
『BLUE GIANT』についてはこちらの記事でも詳しく紹介しています。
全7〜9巻で完結したおすすめの漫画
- 『僕たちがやりました』
- 『チ。-地球の運動について-』
- 『ファイアパンチ』
- 『セトウツミ』
- 『骨が腐るまで』
- 『聲の形』
- 『最終兵器彼女』
- 『虫籠のカガステル』
『僕たちがやりました』/金城 宗幸(全9巻)
原作者 | 金城 宗幸 |
掲載誌 | 『週刊ヤングマガジン』 (講談社) |
ジャンル | サスペンス |
巻数 | 全9巻 |
『ブルーロック』でも有名な金城 宗幸先生が描くサスペンスストーリー。
2017年7月18日からフジテレビ系にて窪田正孝の主演でテレビドラマ化もされた作品。
『僕たちがやりました』の内容|事故が招いた爆破事件の犯人となった高校生たち
高校2年生の増渕トビオは、同級生である丸山 友貴(マル)と伊佐美 翔(伊佐美)、そして高校のOBである小坂 秀郎(パイセン)と一緒に普通の日常を送っていた。
彼らの通う高校の向かい側には、不良学生の通う矢波高校があり、トラブルに巻き込まれないように気をつけていたのだが、ふとしたキッカケにマルが拉致られてしまう。
矢波高の生徒にボコボコにされたマルの仇を打つため、深夜の矢波高に侵入して驚かせる程度の爆弾を仕掛けることとなった。
翌日、爆弾を起爆させるとプロパンガスへ引火してしまい大爆発を起こしてしまい、10名もの命を奪ってしまう大事件に発展してしまう。
4人は逃亡しようと試みるものの、次第に罪の意識に飲み込まれていく。
『僕たちがやりました』についてはこちらの記事でも詳しく紹介しています。
『チ。-地球の運動について-』/魚豊(全8巻)
原作者 | 魚豊 |
掲載誌 | 『週刊ビッグコミックスピリッツ』 (小学館) |
ジャンル | ヒューマンドラマ |
巻数 | 全8巻 |
完結後も売れ続けている名作。2022年6月22日にアニメ化の発表がされた作品。
『チ。-地球の運動について-』の内容|地動説に人生を捧げた者たちの熱い想い
時は15世紀前半のヨーロッパ。
P王国では「C教」という宗教の教えこそが正しいとされる世界であり、C教の教えに背いた者は異端とされて、厳しい拷問や処刑を受けていた。
現代では、太陽を中心に地球が周っている「地動説」が常識となっているが、この時代のC教では「天動説」(地球が宇宙の中心であり、太陽や星が地球の周りを周っている説)が信じられていた。
つまり、『チ。-地球の運動について-』の舞台となっている時代に、地動説の研究をすることはC教の教えに反する異端思想とされる。
そんな危険な状況においても、地動説の美しさに魅了されていった者たちの研究は止まることはなく、時を変え、人を変えながら引き継がれていく。
命を賭けてでも信念を貫き、想いを託していく人物を描いた本作も、名作として語り継がれていく作品。
『チ。-地球の運動について-』についてはこちらの記事でも詳しく紹介しています。
『ファイアパンチ』/藤本 タツキ(全8巻)
原作者 | 藤本タツキ |
掲載サイト・アプリ | 『少年ジャンプ+』 (集英社) |
ジャンル | ダークファンタジー |
巻数 | 全8巻 |
『チェンソーマン』の藤本 タツキ先生の過去作である本作は、暗く重々しい内容の作品で、読み込まないと分かりにくとすら感じる物語だが、全8巻とは思えないほどに凝縮された濃いストーリーと人物描写が魅力的。
『ファイアパンチ』の内容|復讐を糧に生きながらえる男の行き着くところとは
氷の魔女によって極寒の世界に変えられ、食糧も不足した困窮した世界。飢えと寒さに苦しめられる人々は「神」にすがって生きていく。
この世界では「祝福」と呼ばれる特殊な能力を持った人間が存在し、主人公のアグニは再生能力の祝福を持つ少年だった。妹のルナも、アグニほどではないものの、再生の祝福を持った少女。
身寄りのないアグニとルナは、とある村で暮らしており、飢えに苦しむ村人のために自らの腕を食料として提供していたのだが、この行為が外部の人間に知られてしまう。
それによって村人全員が「焼き尽くすまで消えない祝福の炎」で焼き払われてしまった。
妹を失ったアグニは消えない炎に包まれ、燃えては再生を繰り返しながら死ぬことができない地獄の日々が始まった。想像を絶する苦しみに耐え続けながら炎の男に対する復讐を糧に生きていく。
『ファイアパンチ』についてはこちらの記事でも詳しく紹介しています。
『セトウツミ』/此元和津也(全8巻)
原作者 | 此元和津也 |
掲載サイト/アプリ | 『別冊少年チャンピオン』 (秋田書店) |
ジャンル | コメディ/青春 |
巻数 | 全8巻 |
学生らしいくだらなさと、お笑い芸人のような掛け合いに思わず笑ってしまうコメディ漫画だが、ラストに待ち受けるシリアスな展開も必見の作品。
『セトウツミ』の内容|いつもの河原で話す高校生男子2人の掛け合いが最高すぎる
本作は2人の高校生・瀬戸と内海が河原で話すだけ。そんなシンプルな内容なのに面白い異色の漫画。
ボケ役の瀬戸と頭の良い内海、一見正反対な2人が織りなす会話はまさに漫才やコントのような掛け合い。
学校のことや家族のことでそれぞれが悩みをかかえている様子も見受けられるが、河原に集まってくる人物たちの何とも言えない不思議な絆が描かれている。
噛み合っているようで噛み合っていない会話や、気がつけば同じネタで盛り上がっている様子がクセになる漫画。
何も考えずにただただクスッとしたい時におすすめの作品。最終回を読み終えると瀬戸と内海にまた会いたくなる。
シンプルに面白い漫画を読みたいなら必見。
『骨が腐るまで』/内海 八重(全7巻)
『骨が腐るまで』の内容|幼なじみ5人組に隠されたとある秘密
11歳の夏に殺人を犯し、遺体を埋めた幼なじみの5人組。毎年夏祭りの日に、埋めた死体と互いの約束事を確認する儀式をおこなっていた。
16歳となった5人は、例年と同じように儀式をおこなったのだが、死体が何者かに盗まれてしまう。
盗んだ犯人からの電話がかかり、犯人の要求を飲み込むしかない5人は犯人を特定しようと突き進んでいくのだが…。
全7巻の長さで見事に描き切ったサスペンス作品。
『聲の形』/大今 良時(全7巻)
原作者 | 大今良時 |
掲載誌 | 『別冊少年マガジン』 『週刊少年マガジン』 (講談社) |
ジャンル | ヒューマンドラマ |
巻数 | 全7巻 |
受賞歴を見る(クリックで開きます)
- 2014年度「コミックナタリー大賞」1位
- 2015年版『このマンガがすごい!』オトコ編1位
- 「マンガ大賞2015」3位
- 第19回手塚治虫文化賞新生賞受賞など
『聲の形』の内容|いじめをテーマに切り込んだ名作
耳が聞こえない女の子・西宮 硝子と、過去にを硝子いじめていたことが原因で孤独になった男の子・石田 将也の2人にスポットを当てた物語。
相反する2人の心情を描きながら、「因果応報」「人と人が互いに気持ちを伝えることの難しさ」をテーマに過去を見つめ直していく様子が描かれる。
主人公の男の子と、いじめにあう耳の聞こえない女の子が一年の中で周りと葛藤しながら少しずつ気持ちが伝わっていくところに気持ちが揺さぶられる作品。
『最終兵器彼女』/高橋 しん(全7巻)
原作者 | 高橋しん |
掲載誌 | 『ビッグコミックスピリッツ』 (小学館) |
ジャンル | SF/ヒューマンドラマ |
巻数 | 全7巻 |
累計発行部数は400万部以上。
全漫画で1番泣いた切なすぎる物語。
『最終兵器彼女』の内容|兵器として使われるたびに人間の部分が失われていく
シュウジとちせは、北海道で静かに暮らす普通の高校生。ちせがシュウジに告白したことから交換日記が始まり、二人は少しずつ愛を深めていく。
気が弱くておっとりとしたちせは、常々「強くなりたい」と願っていた。
ある日、街が何者かによって空襲を受け、パニック状態の街から逃げながら、シュウジが目にしたのは「最終兵器」となって敵と戦うちせだった。
「戦いたくない」「人を殺したくない」というちせであったが、召集されれば戦地へ向かうしかない。
ちせの力が暴走し、少しずつ人間としての部分が失われていく。
『虫籠のカガステル』/橋本 花鳥(全7巻)
原作者 | 橋本花鳥 |
掲載誌 | 『月刊COMICリュウ』 (Glénat) |
ジャンル | SF/ディストピア |
巻数 | 全7巻 |
『虫籠のカガステル』の内容|人間が虫になる奇病が蔓延する世界で生きる
21世紀末、人が巨大な虫へと変化する奇病「カガステル」が生まれた。発症すれば治ることのない病に、人類は人口の2/3を喰い殺された。
虫を退治して生計を立てている駆除屋の少年キドウは、虫に襲われ余命いくばくもない男から、彼の娘であるイリを母タニアのもとに連れて行くよう頼まれる。
虫が支配するこの世界で命の重みを感じながら、キドウとイリはどのように生きていくのか。
全6巻で完結するおすすめ漫画
- 『スピリットサークル』
- 『ミスミソウ』
『スピリットサークル』/水上 悟志(全6巻)
原作者 | 水上 悟志 |
掲載誌 | 『ヤングキングアワーズ』 (少年画報社) |
ジャンル | SF/ファンタジー |
巻数 | 全6巻 |
全6巻とは思えない程、内容が凝縮された作品。現代版の『火の鳥』のような壮大なストーリー。
前世からの因果が絡み合う物語で、7名の過去生の生き方が現世に影響し、最後に全てが繋がっていくストーリー構成。
『スピリットサークル』の内容|輪廻によって導かれる運命の輪
中学2年生の桶屋 風太のクラスに転入してきた石神 鉱子。この2人は何度生まれ変わっても衝突する不思議な運命の輪の中にいる。
風太は、鉱子にイーストという背後霊が憑いていることに気づきながらも視えないフリをしていた。
しかし、イーストに話しかけられたときに咄嗟に返事をしてしまった。風太にイーストが視えていることを知った鉱子は、風太に対して敵意をあらわにし、スピリットサークルで風太を殴りつけた。
殴られた風太は自分の過去生(前世)を体験することとなる。
『ミスミソウ』/押切 蓮介(全6巻)
原作者 | 押切蓮介 |
掲載誌 | 『ホラーM』 (ぶんか社) |
ジャンル | サスペンス/ホラー |
巻数 | 全6巻 |
鬱展開が苦手な人にはおすすめできない問題作。だけど人の心の見えない部分が少しずつ明かされていく感慨深い作品。
『ミスミソウ』の内容|復讐に取り憑かれた少女の物語
父親の仕事の都合で東京から大津馬村の中学校に転校して来た野咲 春花。春花に対するクラスメイトによるいじめが日常茶飯事となっていた。
春花は家族にいじめを隠していたのだが、エスカレートしたいじめの被害は春花の家族にまで及んでしまう。その内容は「野咲家への放火」
両親は命を落とし、春花の妹・祥子は全身に大火傷。
いじめの中心人物であるクラスメイト達は、事件の犯人が自分たちであることの発覚を恐れ、春花に自殺をするよう強要する。
しかし、強要されたことで春花は事件の真相を知り、家族を悲惨な目に合わせたクラスメイト達への復讐を開始する。
子供たちが悲惨な目に合う作品は正直苦手だという人にはおすすめできないですが、次々に明かされていく真実を目の当たりにすると作品への印象が変わるストーリー。
全5巻以内で完結するおすすめ漫画
『彼方のアストラ』/篠原 健太(全5巻)
『彼方のアストラ』の内容|宇宙の果てから仲間とともに帰還を目指す
「生徒だけで5日間過ごす」という惑星キャンプへ向かった9名は、惑星マクパに到着して間も無くし、謎の球体に飲み込まれて宇宙空間に投げ出されてしまう。
偶然にも近くに浮遊していた宇宙船に辿り着き、その場を凌ぐことができたが、5012光年も離れた地点に居ることが判明する。
さまざまな惑星を経由しながら帰還を目指していくのでが、事態は思わぬ方向へとシフトしていく。
『ひゃくえむ。』/魚豊(全5巻)
原作者 | 魚豊 |
掲載サイト・アプリ | 「マガジンポケット(マガポケ)」 (講談社) |
ジャンル | スポーツ/ヒューマンドラマ |
巻数 | コミックス 全5巻または上下巻 |
『チ。-地球の運動について-』『Fact』の作者・魚豊先生の前作で、スポーツ漫画の概念を覆す漫画。
挫折と信念を描いた100m走に人生をかけた物語。
『ひゃくえむ。』の内容|100mさえ速く走れれば全てうまくいく
小学生のトガシは、全国で1位になるほど誰よりも速く100mが速く走れた。
それだけでヒーローになれ、全ての問題は解決する。そう信じていたのだが小6の夏に初めて敗北の恐怖を味わい、100mへの想いはさらに高まっていった。
トガシは、転校生の小宮くんに走る喜びや価値観を与え、速く走るたの特訓をおこなっていく。
次第に小宮くんの才能が開花していき、トガシにとってライバルであり、積み重ねたのもが崩れるような恐怖の対象となっていく。
100mに全身全霊をかけて戦う者たちの挫折と高揚、信念を描いた名作。
『プラネテス(ΠΛΑΝΗΤΕΣ)』幸村 誠(全4巻)
原作者 | 幸村誠 |
掲載誌 | 『モーニング』 (講談社) |
ジャンル | SF |
巻数 | 全4巻 |
宇宙ゴミをテーマに、宇宙開発といった壮大な夢を追うのか、現実を受け止めていくのかといったSF作品。
短編漫画ながら、考えさせられる内容と物語の広がりに吸い込まれる漫画。
『プラネテス』の内容|惑星探索の夢を追いかけるのか、無難な現実を歩むのか
2070年代。地球人は宇宙開発に乗り出し、多くの人々が宇宙で生活をしている。
星野 八郎太(ハチマキ)もまた夢を追いかけて宇宙へ飛び出しているが、宇宙開発によって生まれるスペースデブリ(宇宙ゴミ)の回収作業員として暮らす。
いつかは自分の宇宙船を持ち、宇宙を旅することを目標にしているものの簡単ではなく、手の届く大切なものと夢を天秤にかけていく葛藤が描かれる。
大切なものはなにか。自問自答しながら生きていく人間のリアルが詰まった作品。
『懲役339年』/伊勢 ともか(全4巻)
原作者 | 伊勢ともか |
掲載サイト/アプリ | 「裏サンデー」 「マンガワン」 (小学館) |
ジャンル | ヒューマンドラマ/ファンタジー |
巻数 | 全4巻 |
『懲役339年』の内容|生まれ変わりが極端に信じられている世界
「教典」に記された神の教えこそが絶対である。
生まれ変わりが絶対的なものであると信じて疑わない国に生まれた、大罪人ハロー・アヒンサーの生まれ変わりとされる人物たちの物語。
ハロー・アヒンサーは、懲役339年を課せられた大罪人であるが、彼は319年の刑期を残したままこの世を去った。
すぐさま生まれ変わりとして収監された二代目ハローが亡くなると、すぐに別の人物が三代目ハローとして収監される。
生まれながらにして大罪人として生きなければならない彼らの人生や人権に焦点が当たった作品。
全10巻以下で完結するおすすめ漫画は名作揃い
全10巻以内で完結する漫画は内容がぎゅっと詰まった作品が多く、一気に読んで楽しむにはもってこいですので、ぜひとも読んでいただきたいなと思います。
当記事で紹介した作品は全ておすすめなのですが、中でもTOP3に選ぶとすれば以下の3作品です。
- 『チ。-地球の運動について-』
- 『セトウツミ』
- 『最終兵器彼女』
こちらの3作品は何度読んでも楽しめる名作なので特におすすめの作品です。
下記のジャンルについては、別の記事でまとめて紹介しています。
また、下記の記事では連載中のおすすめ作品を紹介していますので、そちらも合わせて参考にしていただけると嬉しいです。
その他ジャンルのおすすめ漫画の紹介記事は下記にまとめてありますので、お好みのジャンルをクリックしてください。
バトル・アクション/ファンタジー/サスペンス/ヒューマンドラマ/学園・青春/コメディ/SF/ホラー/文化系/歴史/スポーツ/ビジネス
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