2023年、週刊少年ジャンプで連載中の『あかね噺』は、落語家の父をもつ高校生の女の子が、落語家の最高位・真打ちを目指すストーリー。
『この漫画がすごい!2023』オトコ編第4位に選ばれ、落語家の方からも好評価を受けている注目の漫画作品です。
この記事では『あかね噺』のあらすじやおすすめポイント、口コミについて紹介していきます。
この先、あらすじを紹介するに当たって少しだけネタバレを含むので、全く何の情報も知りたくないという方はお控えください。
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『あかね噺』原作:末永裕樹・作画:馬上鷹将|あらすじと基本情報
原作・原案 | 末永裕樹 |
作画 | 馬上鷹将 |
掲載誌 | 『週刊少年ジャンプ』(集英社) |
ジャンル | 落語/文化系スポ根 |
巻数 | 第7巻 |
最新刊の第7巻は2023年8月4日に発売。次巻第8巻は2023年10月4日発売予定。
『あかね噺』のあらすじ
「女子高校生が落語家の頂点、真打ちを目指す」
主人公の桜咲朱音は、落語家の父をもつ17歳の高校生。彼女は幼い頃から父の落語家が大好きでした。ところが、父・徹(阿良川志ん太)の真打昇格試験の日。父を含む全ての受験者が破門になる事件がおこります。
当時11歳だった朱音は父の雪辱を晴らすため、また、父の落語を認めさせるために落語家の頂点「真打」を目指す決意をします。
『あかね噺』の登場人物
阿良川あかね
(桜咲 朱音)
父の破門をきっかけに、本気で落語家の真打を目指す女子高校生。自分の落語を認めさせることで、父の落語を認めさせようと努力していく。
阿良川 志ん太
(桜咲 徹)
あかねの父で元落語家。阿良川 志ぐまの弟子であったが、真打昇格試験の際に阿良川 一生によって破門にされて引退。表現力の高い落語が魅力だった。
阿良川 志ぐま
阿良川一門のナンバー2。あかねや志ん太の師匠で、あかねが小学生の頃から噺の稽古をつけていた。朱音が17歳の時に正式に弟子に取る。
阿良川 一生
阿良川一門のトップに君臨する人物で、当代一の呼び声高い落語家。真打昇格試験で、阿良川 志ん太を含む受験者全員を破門にする事件を起こした張本人。
『あかね噺』の魅力|おすすめポイント
落語を題材にした珍しいジャンルの漫画ですが、本気でおすすめできる漫画の1つです。
- 落語を知らなくても楽しめる
- 登場人物たちの「言葉」が魅力的
- 落語というテーマでも感じるジャンプらしさ
落語を知らなくても楽しめる
落語についての知識が全くなくてもわかるように描かれています。どんな話の落語なのか、といった説明はもちろん、読み進めていくだけでも内容がわかるので難しく感じません。
なぜ、「落語の知識がなくても楽しめるのか」というと、末永裕樹先生は昔からの落語ファンではなかったからです。
どういうことかというと、落語について詳しく知らないところから、取材をもとに漫画を描き始めたので落語を知らない人なにを伝えたら良いのかがわかるのです。
落語家・月亭方正さんと作者の末永裕樹先生との対談で語られています。
末永裕樹先生
落語だと上手と下手で役を演じ分けることから説明しないと、知らない人が大半ですよね。 その点、私自身が素人だから、読者がどこに躓きやすいかわかるし、そこをどう描けばいいのか考えやすいメリットはあります。
引用元:集英社オンライン
わかりやすい内容からか、漫画だけでなく、実際の落語にも興味が湧く内容になっています。
登場人物たちの「言葉」が魅力的
朱音は幼い頃から父の稽古姿を見て、自然と学んできましたが、本格的に落語の稽古をやり始めたのは、父の師匠である阿良川 志ぐまに教わってからです。
師匠や兄弟子たち、バイト先の店長など、多くの人々の言葉を聞きながら朱音の落語は本物になっていきます。
中でも阿良川 一生の言った「芸の後に応援がついてくるのであり 応援が芸に先立つのは未熟さの証拠」という言葉。これこそが物事の真髄じゃないかと思うほどに刺さりました。
キャラクターたちの言葉に凄みがあるところも『あかね噺』の魅力的なポイントです。
落語というテーマでも感じる王道のジャンプらしさ
落語をテーマにした漫画でありながら、バトル漫画を見ているような戦いを感じる漫画です。寄席のシーンでは、落語家がただ噺をするだけではなく、憑依するような描写で臨場感があります。
また、ジャンプのテーマである「勝利・友情・努力」と落語が上手く融合しています。
文化系のスポ根漫画とも言うべきか、落語を極めるための努力や、ライバルとの戦い、仲間との絆など、非常にジャンプらしい作品となっています。
『あかね噺』口コミ・評判
落語家・月亭方正さんも『あかね噺』を読んだ感想を、対談で述べられています。
この対談はとても面白いです
— 月亭方正 (@tukiteihousei) February 20, 2023
週刊少年ジャンプに連載されているあかね噺の原作者。作画の方々とお話ししたんですが
あかね噺をプロデュースされている集英社の方もお若いのですがとても優秀で凄かったです
上手く話しをまとめられていて
頭が良いって素晴らしいhttps://t.co/vn2gjxkDN6
落語家の方からも評価されている『あかね噺』は本物の落語漫画と言える作品です。
あかね噺、激アツ章が終わってこれからもっと面白くなるんだと思うと毎週のジャンプがとても楽しみ pic.twitter.com/jkJY47z0fO
— カイリ (@oniku_mashimash) February 14, 2023
落語にハマったんよ、急に…
— ネギ丸 (@NEGImaru5353) February 23, 2023
目覚めたんよ…
面白い話を探す旅に出るわ…
あかね噺がきっかけやけど
竹の水仙が面白い…
一回寄席とか行きたい…
CDしかないのかな、サブスクは流石にないよな…
よう話を聞くあかね噺を読んだ めっっちゃおもろい!!!なんだこれ
— 仁紗 (@nisa_st_) February 18, 2023
『あかね噺』をお得に読む方法
電子書籍ストアebookjapanでもらえる初回配布クーポンを利用すれば、2023年8月時点での最新刊第7巻までの購入が1,335円も安くなります。
1〜7巻までの通常価格 | 3,381円(税込) |
初回クーポン適用時の価格 | 1,335円(税込) |
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『あかね噺』についてのまとめ
個人的な感想としては、落語に詳しくない人でも内容がわかりやすく、実際の落語にも興味が湧くおすすめの漫画です。
落語家の方からも評価されているので、リアリティのある内容なのは間違いありません。
『あかね噺』の見どころ
- 落語を知らなくても楽しめる
- 朱音の成長を助ける登場人物たちが魅力的
- 落語というテーマでも感じるジャンプらしさ
まだ始まったばかりの漫画なので、朱音が真打ちになるまでの道のりが楽しみな漫画です。
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